恒例の火曜日RUN/2016.04.12

恒例の火曜日RUN。
日差しはあるものの、ちょっと肌寒い。
この気温のエアポケットみたいな気候が、身体にはこたえる様で、注意が必要だね。

さて6月公演の、第一回目の台本読みも終わったので、ゆるゆる走りながら、自分の役柄を整理する。
生来の「ながら族」である私には、この方法が一番、身に入りやすい。

今回演じるのは悪役、国王である兄を毒殺、成り代わって国王になっている人物だ。
しかも、兄嫁を自分の妻に娶っている。
と言う事は、先王の妻をたぶらかし、人心をも掌握できるほどの魅力を備えている人物である筈、と想定。
その魅力を表現するには、どう言う声にすれば良いか、と言う事から、準備のプロセスを見積もって行く。

専門的な話になるけれども、低帯域の倍音を増やすと、大体今回の目的を達する事が出来るのです。
それに適した筋肉量と体幹の強度にするために、新たに組んだメニューでトレーニング中。
「役作り」と言うものを、筋力トレーニングから始めるのは、私くらいかな(笑)。

昨年末に、国立音楽大学の同級生から「齢とともに声の揺れが大きくなり過ぎて困っている」と相談を受け、「体幹の筋肉を鍛えると良いかもしれない」とアドヴァイスして、トレーニング方法を伝えた。
先日、その同級生から電話があり、揺れが収まりつつある、との報告を受け、とても嬉しかった。

私の世代は、「余計な筋肉は邪魔」と教えられてきた世代であり、更にはそれを拡大解釈して、必要な筋肉すら失いがちな世代。
同級生たちもヴェテランの域に達し、それぞれ一家言を持っているので、今更啓蒙しようとは思わない。
けれども、一人でも良い方向へ導ければ、私は満足だ。

諸々、考えながら走っていると、自然と顔がほころんで来る。

そんな私の心の中を見透かしたのか、木香薔薇がちょっとだけ咲いてくれていた。