恒例の土曜日RUN/2016.06.25

恒例の土曜日RUN。
大体曇り空だけれども、時に雨が降り、時に晴れ間が覗く。
今の英国を彷彿とさせる天気だね。

「かつてウィンストン・チャーチルは、チューリッヒ大学で行なった演説で、ヨーロッパ合衆国の創設を訴えた」と、世界史の授業で習ったことを思い出した。
ただ、この演説でチャーチルは、イギリスをヨーロッパ合衆国に含めていない。

記憶が正しければ、彼はイギリスを「いつもヨーロッパの傍にいる」と表現していた様に思う。
それから六十余年経って、イギリス国民の多くが、そのアドヴァイスに従ったのかどうかは知る由もない。
いずれにしろ、これから大変な事になるのは、私の様な者でも理解出来る。

ロンドンに拠点を作っている企業の友人たちは、かなり慌てている。
彼らは皆、EU諸国との取り引きを、ロンドンを拠点にして行っているので、イギリスがEUから離脱すると、拠点がいわゆる「ロンドン支社」になってしまう。
そうなると、他のEU加盟国に拠点を築き直さねばならず、これが大変な作業になる、との事。

私が個人的に心配するのは、芸術の衰退。
これから、イギリス国内が不況に見舞われる事が予想されているので、そうなると、国が芸術を支援したり、芸術家を育てたりする余裕を失いかねないからだ。

震災の時も同じことを思ったけれども、我々表現者が萎んでしまわない様にしなくては。
そして、敬愛するイギリス国民にも、決定は決定として、しっかりと生きて行って頂きたい。

Rule, Britannia!が過去の曲になり、Promsで歌われなくなってしまう日が来るかもしれない。

けれども私は、初めて聴いた時に受けた感銘を、これからも忘れずに歌い続けて行くだろう。