恒例の土曜日RUN。
暑さも、先日ピークを迎えた感があり、今日などは、やや涼しく感じてしまうほど。
人間の順応能力には、我ながら驚く事がある。
こんな暑い日でも、彼は営業の戸別訪問で、歩いているのだろうか。
ノーネクタイではあったけれども、ジャケットを脱がずに、きちんとした佇まいではあった。
上司の命令か、それとも会社の方針か、その営業手法は、かなり腹立たしいものだったけれどもね。
昨日のレッスン中の出来事。
私がレッスンをしている自宅のスタジオは、我が家の玄関入ってすぐの所にあり、ほぼ完全防音に近く、玄関チャイムも全く聞こえない。8年前に母を亡くしてから、絶えて訪問客もなく、それ以外は大抵営業の戸別訪問だったので、別に困っていなかった。
ただ、全く外が見えないのも困るので、スタジオの防音ドアには、大きなガラス窓が付いていて、そこから玄関が見える様になっている。
レッスン中に、ふとそこから外を見ると、玄関ドアが開いていて、スーツ姿の見知らぬ若者が立っていた。
誰だろう、と思い、レッスンを中断して、防音ドアを開けて応対に出た。
「どちら様でしょうか?」
「あの、お電話でお話しした〇〇ですが…。」
「お電話でどなたともお話などしておりませんが?」
「あの…おばあさんと…。」
「母は8年前に亡くなりましたが?」
「…そうですか…失礼致しました。」
その時は、家を間違えたのかな、くらいに思っていた。
けれども、しばらく経って防音ドアから玄関を見ると、またあの若者が玄関を勝手に開けて、中に入り込んでいた。
さすがに私も、これは危ない、と思い、少々声を荒げて応対した。
「何ですかあなた、勝手に入ってこないでください。」
「いや…あの…パンフレットと名刺をお渡ししようと…。」
「それで仕事を中断されてはたまりません。営業妨害ですよ。」
「はぁ…しかし…せめて名刺だけでも…」
「お断りします、お帰りください。さもなければ実力で排除します。」
「済みません!アポ取ってからにします!」
と彼は一目散に帰って行った。
スタジオに戻ると、レッスン生がクスクス笑っている。
「先生、可哀想ですよ、実力で排除だなんて。」
そうか(笑)、実際私はどうするつもりだったんだろう(笑)。
レッスンが終わり、夕刊を取るためにポストを覗くと、彼が残していったと思われる、パンフレットと名刺が残っていた。
有名な証券会社のものだったけれども、この証券会社は、しつこく営業電話をかけてくるので、私はあまり好きではない。
気になるのは、名刺の裏に「また今度美術館の話でも」と手書きで書かれていた点だ。
あまり考えたくはない事だけれども、この証券会社は数年前に、認知症のお年寄りに、リスクの高い高額商品を売り付けて、訴訟で敗訴している。
相変わらず、お年寄りをターゲットに、危ない橋を渡っているのでなければ良いけれども…。
私が追い払ってしまった彼も、どちらかと言えば、成人した孫のキャラクターにはもってこいだったから。
昨日、結構暑い時間帯に彼は私の家を訪れた。
今日も頑張って歩いているのかな、けれども願わくば真っ当な道をね。
暑さも、先日ピークを迎えた感があり、今日などは、やや涼しく感じてしまうほど。
人間の順応能力には、我ながら驚く事がある。
こんな暑い日でも、彼は営業の戸別訪問で、歩いているのだろうか。
ノーネクタイではあったけれども、ジャケットを脱がずに、きちんとした佇まいではあった。
上司の命令か、それとも会社の方針か、その営業手法は、かなり腹立たしいものだったけれどもね。
昨日のレッスン中の出来事。
私がレッスンをしている自宅のスタジオは、我が家の玄関入ってすぐの所にあり、ほぼ完全防音に近く、玄関チャイムも全く聞こえない。8年前に母を亡くしてから、絶えて訪問客もなく、それ以外は大抵営業の戸別訪問だったので、別に困っていなかった。
ただ、全く外が見えないのも困るので、スタジオの防音ドアには、大きなガラス窓が付いていて、そこから玄関が見える様になっている。
レッスン中に、ふとそこから外を見ると、玄関ドアが開いていて、スーツ姿の見知らぬ若者が立っていた。
誰だろう、と思い、レッスンを中断して、防音ドアを開けて応対に出た。
「どちら様でしょうか?」
「あの、お電話でお話しした〇〇ですが…。」
「お電話でどなたともお話などしておりませんが?」
「あの…おばあさんと…。」
「母は8年前に亡くなりましたが?」
「…そうですか…失礼致しました。」
その時は、家を間違えたのかな、くらいに思っていた。
けれども、しばらく経って防音ドアから玄関を見ると、またあの若者が玄関を勝手に開けて、中に入り込んでいた。
さすがに私も、これは危ない、と思い、少々声を荒げて応対した。
「何ですかあなた、勝手に入ってこないでください。」
「いや…あの…パンフレットと名刺をお渡ししようと…。」
「それで仕事を中断されてはたまりません。営業妨害ですよ。」
「はぁ…しかし…せめて名刺だけでも…」
「お断りします、お帰りください。さもなければ実力で排除します。」
「済みません!アポ取ってからにします!」
と彼は一目散に帰って行った。
スタジオに戻ると、レッスン生がクスクス笑っている。
「先生、可哀想ですよ、実力で排除だなんて。」
そうか(笑)、実際私はどうするつもりだったんだろう(笑)。
レッスンが終わり、夕刊を取るためにポストを覗くと、彼が残していったと思われる、パンフレットと名刺が残っていた。
有名な証券会社のものだったけれども、この証券会社は、しつこく営業電話をかけてくるので、私はあまり好きではない。
気になるのは、名刺の裏に「また今度美術館の話でも」と手書きで書かれていた点だ。
あまり考えたくはない事だけれども、この証券会社は数年前に、認知症のお年寄りに、リスクの高い高額商品を売り付けて、訴訟で敗訴している。
相変わらず、お年寄りをターゲットに、危ない橋を渡っているのでなければ良いけれども…。
私が追い払ってしまった彼も、どちらかと言えば、成人した孫のキャラクターにはもってこいだったから。
昨日、結構暑い時間帯に彼は私の家を訪れた。
今日も頑張って歩いているのかな、けれども願わくば真っ当な道をね。