恒例の土曜日RUN/2017.02.25

恒例の土曜日RUN。
気温は低いけれども空は春の色、梅もいよいよ開花体制に入った様で、「準備中」の札が見えそう(笑)。
ここのところの仕事が一段落したら梅園に行ってみよう、とふと思った。

レッスン生の殆どが俳優なので、今の時期は公演ラッシュ、レッスンは必然的にアフターケアが多くなる。
幸いな事に、レッスンで日頃のメンテナンスをしているので、声を壊す人は殆どいない。
けれども、皆一様に相当の筋肉疲労、これは人間である以上、避けられない事ではある。

最近の傾向として、「メンタルとボディの不一致」、と言うのがある。
レッスン生は、小劇場をフィールドとしている俳優が殆どなので、よりリアルな感情表現が求めらる事が多い。
その場合、相当なメンタル・エナジーを溜め込む事になるけれども、悲しいかなそれを長期に渡って表出するだけの筋力がないのだ。

日常生活に照らし合わせると分かり易いと思うけれども、そんなにドラマティックな日常を送っている人は、ごく稀なのではないだろうか。
たとえドラマティックな出来事が起こったとしても、それが毎日二時間近く(場合によっては、その倍)必ず起こる人は少ないに違いない。
けれども、俳優はそれを稽古期間から公演中、ずっと継続して表出しなければならない。

単純に見積もっても、一般人の筋力では到底保たず、運良く数回は保っても、いずれ破綻を迎えるだろう。
そして、俳優を続けている以上、メンタル・エナジーは限りなく肥大して行き、ボディをそれに対応させて行かない限り、肥大して行くメンタルを表出できないストレスを、永遠に抱え続ける事になってしまう。
私が、ボイスレッスンに筋力トレーニングを取り入れているのは、そこに大きな理由がある。

声を創る事は身体を創る事、声を支えているのは身体、身体を支えているのは筋力。

これからもその理論で、俳優達を支えて行くつもりだ。