恒例の火曜日RUN/2017.03.14

恒例の火曜日RUN。
我が家の遅咲き梅が咲くと冬の名残の雨、どうやらジンクスになりつつある様だ。
しとしと雨と薄ら寒い陽気、走るにはちょっとしんどい環境だけれども、花粉症の方には恵みの雨だろう。

道すがら、花や木を見て行くと、そこかしこが芽吹いていて、走る楽しみが増す。
またあの豊かな色彩と薫りに会える、と思うと、ついついペースも速くなってしまう。
顔もついついニンマリしてしまい、変質者と間違われはしないか、と慌ててしかめっ面に(笑)。

最近は、走っている最中や、電車に乗っている時などに、この35年の音楽生活を振り返る事が多くなっている。
いやいや御心配くださるな、走馬灯の様に蘇って来るのではない。
自分の意思で思い出そうとしているので、お迎えが来ているのではありません(笑)。

代役で突然デビュウする事になったオペラの事、初めて出た小劇場演劇、初めて出たミュージカル。
初めて出た東京文化会館、初めて出たNHKホール、初めて出た帝国劇場、そして初めて出たブルーノート。
初めて歌ったソロパート、初めて貰った台詞、そして初めて受けた拍手、等々。

今改めて思うのが、初心を忘れていた時期の事だ。
恥ずかしながら、自分のキャリアの中で、慢心していた時期が幾つかあった。
その時期の事、自分の言動の一つ一つ、まだ鮮明に覚えている。

果たして今の私は、その時に授けられた教訓を、活かす事が出来ただろうか…、それが最近とみに脳裏を過ぎる。
私を叱咤し、赦しても下さった方々の顔は、今でも決して忘れない。
そのうちのお一方とは、今も時たまステージをご一緒させて頂いているし。

すべての人々に礼節を尽くし、自分の事は謙虚に処して行く事、結局私には、これが一番自分に向いている生き方と確信しつつある。

それらを全うするためには、自分の心のコアをもっと鍛えなければね。