恒例の火曜日RUN/2017.03.21

恒例の火曜日RUN。
私の住まっている地域は、朝からかなりの雨降り、時折風も強くなり吹降りになる時もあった。
写真を撮らなかったので、第7回リサイタルからの映像でご容赦(昨日アップしたのとは別の曲です)。


発声のための筋力トレーニングを提唱してかれこれ10年になるだろうか。
最近では、クラシック歌手の方からもアドバイスを求められたりして、嬉しい限りだ。
海外へ留学する人たちが随分増えているのに、未だにガラパゴス状態なのを不思議に思っていたから。

興味深い問い合わせの中に、「クラシック歌手がミュージカルを歌う場合、どう発声を変えれば良いか」と言うものがあった。
現在これには、いくつか流派があり、軟口蓋の開けを浅くする事で解決する人達もいる。
それが間違いとは言わないけれども、それだと曲によってかなり声質が変化してしまい、場合によっては統一性が取れずに困る事もあるだろう。

私が提唱している方法は、呼気や声帯への圧力を減らして対処すると言うもの。
そもそも私はクラシックを歌う時も、あまり軟口蓋を開けないので、この方法に行き着いた。
ソウルシンガー歴18年の活動の中で体得した方法でもある。

そして、口の開け方を口角を上げる事でより明るい方に変化させる。
また、子音を母音よりも先に飛ばしておくと、言葉が不明瞭になりがちなクラシックの弱点をカバーする事が出来、リズムもハッキリする。
そして、発声の根本的なメカニズムを変えず、力の増減だけで済むため。元のクラシック唱法へ難なく復帰させる事が出来る。

考えてみれば、ミュージカルの発祥がオペレッタと言われているので、戦前のミュージカル映画を観ると、殆どがクラシック唱法。
それが段々進化を遂げて、あらゆる音楽のジャンルをカバーして行く様になったけれども、根本的なメカニズムは何も変わっていない。
やはり、息を吸い、筋肉の力で声帯を閉じて、そこへやはり筋肉の力で息を送り、振動を生む。

その根本の根本、筋肉を鍛えなければ、と言う意識が、クラシックの人達にも芽生え始めているのがとても嬉しい。

さて、それを教える私は、常に一歩先んじていなければならず、まだまだ気を抜けない日々が続く。