恒例の火曜日RUN/2017.05.09

恒例の火曜日RUN。
今日はそれほどでもないけれども、昨日の暑さにはびっくりした。
筋力トレーニングをしていても、異様に汗をかいたので、身体がどこか悪いのかと思ったくらいだったもの。

土曜日に甲府へ行き、再演されるミュージカル「シンデレラ」のワークショップの様子を見させてもらった。
そして音楽稽古に立ち会い、今後の歌唱指導の要点を探り、それを見い出す事が出来た。
それは、当初の予想通り「発語」の問題であった。

ご存知の方もいらっしゃると思うけれども、日本語は元々、西洋音楽の発声に向いているとは言い難い。
特に現代になってからは、子音と母音の区別が曖昧になって来ており、歌の歌詞を観客に伝える事が困難になって来ている。
それに加えて、歌唱技術や演技技術に於いて、無声子音の教育が殆どなされていないので、指導者や演者も、発語に関する知識を持っていないケースが殆どだ。

私は、アメリカでボイストレーニングを受けた時、無声子音と母音の間に、ほんの僅かなスリットを入れて、それをリズムに巧く溶け込ませる訓練を積んだ。
そして今まで、それを日本語に応用する研究を重ね、数々のプロジェクトでそれを実践して、評価を頂いて来た。
その技術を今回も十二分に活かそうと思う。

また、横隔膜呼吸の訓練をして、自分の持っている情動を発し易い状況に身体を持って行こうと思う。
横隔膜呼吸は、哺乳類が元々持っている原始的呼吸なので、身体の神経系統がある意味先祖返りに近い反応を示す事が分かっている。
感情表現に於いて、理性の邪魔な部分を取っ払うには最適なのだ。

更に、ワークショップを見ていて、猫背の人が多い事から体幹の筋力不足を見て取ったので、それも併せて筋力トレーニングもしようと思う。
ムキムキになろうと言うのではない(笑)、なりたければなっても良いけれども(笑)。
今ある筋肉にスイッチを入れるだけでも、発声に伴う筋肉ストレスを分散する事、つまり声帯の閉塞筋にかかるストレスを軽減できるのだ。

6月の「空騒ぎ」では、そんな私の理論・技術を駆使した歌唱・演技をお観せします。

「指導者は、その理論を体現していなければならない」あくまで私自身への戒めでもある。