恒例の火曜日RUN/2017.06.27


恒例の火曜日RUN。
ここ数日、異常に暑かったので、今日くらいの気温でも涼しく感じてしまう。
朝方ちょっと晴れ間が出たものの、その後はどんよりとした雲行きだ。

梅の実が熟したので、いつも手塩にかけてくださる、隣家のご主人に摘み取ってもらった。
青梅の内に約半分を梅酒用に、熟した半分は梅干し用にだけれども、家飲みをしない私は梅酒を必要としないのでご主人に差し上げ、梅干しだけ出来た半分を頂いている。
こんなやり取りは、母が亡くなってからの事だけれども、こんなご近所付合いも、今時では珍しくなっただろうか。

職業病で、ふと技術の習得について考える。
一所懸命に習得している状態は、まだ青梅の段階。
熟した梅の状態でも、まだ技術だけの状態、習熟しただけではまだまだ。

それを、梅酒にしたり、梅干しにしたりして、人の口に入る様になって、やっと活きた技術になる。
それを伝えている私は、隣家のご主人の様に、手間を惜しまず仕込み、時には手を入れ、手をかけなければならない。
方法を伝えただけでは、責任を果たしたことにはならない、と言う事だ。

梅の実の良し悪しを言い訳に出来ない。
どんな梅の実でも(もちろん腐っていれば別だけれども…自分の周りには腐っている実はないと信じているので)、人様の口に入るに足るものにしなければ、プロの指導者とは言えないと言うのが持論。
そして、そのためには自分自身も、一際美味しい梅干し・梅酒でいなければ…そんな気持ちだけは持ち続けている。

打算では出来ない事なので、これから期するもののある若い人には、無理がある生き方だろう。
私自身、若い頃には、ピアノ指導者としての母を見ていてそう思っていた。
けれども気が付けば、分野は違うけれども、母と同じ様な道筋を辿っている自分に驚く…これも血筋なのかな。

熟した梅の実を摘み取るご主人を眺めながら、ふとそんな事を考えていた。

さて、どんな梅酒・梅干しが出来上がるか、これからが楽しみだ。