恒例の火曜日RUN。
少しだけ夏が戻って来ている様に感じる気温。
蝉たちも、ここぞとばかりに、鳴き直している。
山梨シンデレラの歌唱指導の主目標の一つに、「無声子音の有効活用」と言うのがある。
これは、ミュージカルナンバーの歌詞の中で、台詞では無声子音で発音するものを、リズムを活かしたり、語感をより大切にしたい時に、母音を発音せずに無声化する、と言うもの。
そうすると、歌詞が台詞のニュアンスにより近くなり、観客の耳にもよりスムースに入って来る。
残念ながら、この事は日本にはまだあまり浸透しておらず、音楽教育からして未だに有声子音なのと、近年無声化が曖昧になって来ているので、実践させて行くのが非常に難しい。
けれども、うまく行った時は、メロディやリズムが俄然軽くなり、その輝きを増す。
ミュージカルならではの、ストーリー上に息づく歌が出来上がる。
ミュージカルの主言語である英語で観ると、台詞から歌へ実にスムースに移行して行く。
これは、台詞と歌が「同じ発音」で行われているからだ。
それが日本では、台詞では無声子音を使い、歌では有声子音なので、二種類の発音が存在してしまう。
私は常々、翻訳ものも含めて、日本語化すると何故リズムがぺったりしてしまうのか、何故メロディがあんなに重くなってしまうのか、何故台詞と歌に段差が出来てしまうのか、不思議に思っていた。
それから、日本で様々なミュージカルを観て来て、更にはブロードウェイ、近年ではウェスト・エンドでミュージカルを観て、「子音の差」に気付いた。
私のボイストレーニング・メソッドの中核を為す「子音・母音分割法」は、この体験に由来している。
これから翻訳ミュージカルがもっと洗練されて行けば、無声化を指導するコーチも、もっと増える事だろう。
現在、ミュージカルに於いて無声化を指導しているコーチは、私を含めて10人に満たない。
いつの時代でも、先駆的活動は苦労を伴うものだけれども、私も常々それを味わいながらも奮闘している。
勿論、ゆったりしたテンポの曲や、長い音符、拍頭の音符などは無声化すると、却って害になる事もあるため、その見極めが非常に難しい。
今回も正直、無声化を迷う箇所もあるけれども、取り敢えず挑んでみよう、と自らを励ましている。
その試みに賛同してくれている演出家と、受け入れてくれている出演者には、心から感謝している。
近所のビオトープ、ホテイアオイが一輪見事に咲いていた。
私の地道な作業も、いつかこんな風に花開くのだろうか。
少しだけ夏が戻って来ている様に感じる気温。
蝉たちも、ここぞとばかりに、鳴き直している。
山梨シンデレラの歌唱指導の主目標の一つに、「無声子音の有効活用」と言うのがある。
これは、ミュージカルナンバーの歌詞の中で、台詞では無声子音で発音するものを、リズムを活かしたり、語感をより大切にしたい時に、母音を発音せずに無声化する、と言うもの。
そうすると、歌詞が台詞のニュアンスにより近くなり、観客の耳にもよりスムースに入って来る。
残念ながら、この事は日本にはまだあまり浸透しておらず、音楽教育からして未だに有声子音なのと、近年無声化が曖昧になって来ているので、実践させて行くのが非常に難しい。
けれども、うまく行った時は、メロディやリズムが俄然軽くなり、その輝きを増す。
ミュージカルならではの、ストーリー上に息づく歌が出来上がる。
ミュージカルの主言語である英語で観ると、台詞から歌へ実にスムースに移行して行く。
これは、台詞と歌が「同じ発音」で行われているからだ。
それが日本では、台詞では無声子音を使い、歌では有声子音なので、二種類の発音が存在してしまう。
私は常々、翻訳ものも含めて、日本語化すると何故リズムがぺったりしてしまうのか、何故メロディがあんなに重くなってしまうのか、何故台詞と歌に段差が出来てしまうのか、不思議に思っていた。
それから、日本で様々なミュージカルを観て来て、更にはブロードウェイ、近年ではウェスト・エンドでミュージカルを観て、「子音の差」に気付いた。
私のボイストレーニング・メソッドの中核を為す「子音・母音分割法」は、この体験に由来している。
これから翻訳ミュージカルがもっと洗練されて行けば、無声化を指導するコーチも、もっと増える事だろう。
現在、ミュージカルに於いて無声化を指導しているコーチは、私を含めて10人に満たない。
いつの時代でも、先駆的活動は苦労を伴うものだけれども、私も常々それを味わいながらも奮闘している。
勿論、ゆったりしたテンポの曲や、長い音符、拍頭の音符などは無声化すると、却って害になる事もあるため、その見極めが非常に難しい。
今回も正直、無声化を迷う箇所もあるけれども、取り敢えず挑んでみよう、と自らを励ましている。
その試みに賛同してくれている演出家と、受け入れてくれている出演者には、心から感謝している。
近所のビオトープ、ホテイアオイが一輪見事に咲いていた。
私の地道な作業も、いつかこんな風に花開くのだろうか。