恒例の火曜日RUN/2018.04.24

恒例の火曜日RUN。
曇天だけれども、どんよりと言う程でもなく、気温も暖かい。
ただ、これから降って来るらしく、湿度はかなり高く感じる。

先日、稽古を中座させて頂き、打ち合わせのために、東京大学の駒場キャンバスへ伺った。
人生初の"東大"…、駒場東大前の駅を降りる時から、年甲斐もなくドキドキ(笑)。
東京大学と言う所は、私にとっては、それだけ人外魔境に近いものがあったのだ。

その人外魔境で、来たる9月に控えている、Kawai Project vol.5「お気に召すまま」の打ち合わせ。
新訳・演出をされる河合祥一郎さんとは初めての対面、私は映像や写真等で、河合さんを一方的に存じ上げていたものの、Real河合さんを目にすると、さすがに緊張した。
そして、音楽監督を務められる作曲家の後藤浩明さんとは、久しぶりの対面、2014年の「何がすごいの?シェイクスピア!」で御一緒して以来だから、もう四年になるか。

私は、この公演で、歌手エイミアンズ役を演じるので、劇中歌を歌う事になる。
英語歌詞の曲に訳詞をつけて歌う訳だけれども、これが中々難しい。
この日の打ち合わせは、主にその点についての相談になった。

話変わって翌日は、レッスンで演劇の人に、呼吸法が時々逆になっている事を指摘。
語弊を恐れずに言ってしまうと、クラシックや演劇の人で、未だに横隔膜の使い方が逆になっている人が結構いるのだ。
これは、まだ発声に関しての筋肉の重要性が日本で理解される前の、謂わば古い発声法の産物である。

歌う時に、横隔膜を下向きに張る様にして出す方法は、人間の呼吸メカニズムからすると、ナンセンスである。
勿論、胸郭呼吸で呼吸は出来るけれども、呼気の自由度が低いため、出て来る声が一本調子になり易く、実用的とは言い難いのだ。
元来、横隔膜は上向きに柔軟な動きをする性質のものであるため、それを下向きにパンと張ってしまうと、途端に鈍臭い動きになってしまう。

現場でも、そう言う人を何人か見かけ、治して差し上げたいけれども、自分の生徒ではないのでそうもいかない…、頼まれれば治して差し上げるけれども。
歌っていて、或いはセリフを言っていて、声が一本調子で、上手く制御出来ない人は、一度横隔膜の動きを見直してみると良いと思う。
クラシックの人や、クラシックの人に発声を習った演劇の人などは特に。

別に旧発声に喧嘩を売るつもりではないので(笑)、それでやり易ければ、もうそれに慣れてしまっているのだから、それで良いのである。
ただ、声に細かすぎるヴィヴラートが付いてしまったりするので、歌い続けるには不自由な事が、加齢と共に多くなって行く場合が多い。
元に戻すのは簡単なので、是非一度試されては如何だろう。

ふとみると、木香薔薇が独立して立っており、何だか生垣でないと不安(笑)、塀に支えられてないので、ちょっとの風にもフラフラと頼りなげである。

声と言う花を咲かせるにも、骨格・筋肉等の支えもきちんと使わないとね。