恒例の土曜日RUN/2018.05.26

恒例の土曜日RUN。
空が曇っていて涼しそうに思えたので、その対策をしてスタートした。
けれども、思いの外湿気もあり、少々熱く感じる気温。

再来週末に迫って来た「オセロー」、先日の稽古で初めてダブルヘッダーを体験した。
先ずオセロー役で全幕を通し、稽古場を借りている時間の関係で僅かな休憩で、今度はイァーゴ役で全幕通した。
本番では、もっと休憩があるので大丈夫とは思うれども、さすがに終了後の消耗は激しく、立ちくらみは起こすわ、こむら返りになりそうになるわ…いやはや、であった。

翌日の午前中まで疲れが残っていたけれども、午後には回復、いつも通りのトレーニングをする事も出来た。
心身が回復するにつれて、本番中の心身面での課題も見えて来たので、対策を練る。
ダブルヘッダー時のスタミナの維持と、集中力の持続が課題になるけれども、栄養摂取面を含めて大幅に見直した。

走っているうち、若い頃に初めて演劇公演に参加した頃の事を思い出した。
私はオペラ歌手時代、妙な自信を持っていて…全く根拠のない自信だった…、「自分には何でも出来る」と思い込んでいた。
自分の声に自信を持っていたし、この声を存分に活かせば、何にでも通用する、思い込んでいた。

今にして思えば、完全なる自意識過剰なのだけれども、その頃は、そんな事には気付きもしなかった。
そんな私の声は、稽古場で散々否定され、それでも頑固に直そうとしない私に、演出家は頭を抱えた。
私は、自ら創り出した歪んだプライドによって、かなりの間ストレスを抱え込む事になったのであった。

そのせいか、随分と声を壊した…、今から考えれば当然の事であるし、自業自得なのだけれども、その当時の私には、それを全く理解する事が出来なかった。
声の専門家を気取っていて、声を壊してしまうと言う、これ以上はない失態を演じて、私のプライドは脆くも崩れ去った。
ただ、私にはそれが幸いしたのかもしれない、次第に台詞の声に対する考え方が変わって行き、有難い事に現場でも歓迎して頂ける様になって行った。

今回、また一つ成長出来るかもしれない。
そう思うと、自分で自身を見つめる目も、また違った物になって来るのである。
良い機会なので、楽しみながら成長してみようと思う。

三年前の写真と比べると、顔付きも随分と変わって来ている。

六月の本番、大きくなって来た目で、目力たっぷりにお届けします。