恒例の土曜日RUN/2018.07.14

恒例の土曜日RUN。
もう、どう足掻いても暑いと決まっているので、腹を括ってスタート。
…それにしてもだ、この暑さは一体…!!!???

私には妙な癖があって、緑道を走っている時など、周囲に人がいなくなると、歌いながら走ったりする。
今日は、九月末に歌う予定の、モーツァルトのオペラ「魔笛」・ザラストロのアリアを歌いながら。
走りながらの歌唱は、高音はより出易いけれども、低音を安定させるのが至難の技である。

歌いながら走るのは、例えば心肺機能の強化とか、そんな事に効果があるのかもしれないけれども、特に検証はしていない。
自分のパフォーマンスに何らかの影響を期待しての事ではなく、単なる退屈しのぎに始めたに過ぎないからだ。
最初は、呼吸がアップアップになってしまい、マトモに一曲歌えなかったけれども、最近は普通に一曲歌える様になった。

ついでに白状すると、筋力トレーニングも、フルボイスで歌いながらやっている(笑)。
基本的に自宅トレーニングなので可能な事、ジムでやったら勿論迷惑行為になる事間違いなし。
そのうちに、ダンベルを持たないと歌えなくなるのでは、と危惧していたけれども、今のところその心配は無い様だ。

どうやら私は芯から肉体派らしく、頭を使うよりも身体を使う方に比重が傾く。
勿論、頭を使わない訳では無いけれども、「これ以上考えると、表現出来なくなる」ところまで来たら、身体にスイッチする。
その結果、「身体にとって分かり易い思考」を心がける様にもなった。

以前、ある人から「分かり易い表現なんて誰でも出来る、それよりも思考を尽くして、観る方にも頭を使ってもらう表現をしたい」と言う話を聞いた事がある。
なるほどね、と感心しつつも、一つだけ疑問が浮かんだのは「分かり易い表現なんて誰でも出来る」の部分。
分かり易い表現と言うのは、誰でも出来るものだろうか?

分かり易い表現をするには、事象をまず丸ごと理解して、分かり易くするために不必要な部分を削ぎ落として行かなくてはならない。
つまり、削ぎ落とすそれに対する審美眼も必要だし、実際に削ぎ落とすにも、自分の思考回路との闘いになるため、かなりのパワーが要る。
人間、自分の思考回路をそのまま垂れ流す方が、どれだけ楽か知れやしない。

今週も質問を受けたのだけれども、良くある質問に「分かり易い表現を練習するにはどうしたら良いですか?」と言うのがある。
私なりに「あなたがもし、ブログを書いているとしたら、分かり易い文章を書く努力をする事。ブログは、良く自分の思考回路の垂れ流しになる事が多く、時として理解不能な文章になっている事がある。一般に公開された文章は、観客を目の前にしたパフォーマンスと同じなので、そこから変革すると良い」とアドバイスしている。
何より、ブログならば書き直せるしね(笑)、ステージはやり直せないけれども。

今日もこの後、益々暑くなりそうだ。

或る意味、難解な季節ではある。