恒例の土曜日RUN/2018.09.15

恒例の土曜日RUN。
ここ数日で気温は一挙に下降線を辿り、夜などは半袖だと肌寒い位になるので、風邪を引かない様に身構えてしまう。
連日の劇場通いにも、長袖を用いる事が多くなって来て、ああ夏が終わってしまうのか…、と寂しさを覚える事もある。

さて「お気に召すまま」、シアター・トラム での公演を終え、現在は彩の国さいたま芸術劇場小ホールに移っている。
彩の国さいたま芸術劇場、私は遥か以前にベートーヴェン「第九」のソリストとして、音楽ホールのステージを務めた事がある。
今回の会場となる小ホールは、友人の演奏会を聴きに来た事があり、この独特な客席形態に感嘆した場所だ。

古代ギリシア劇場の様式を模した、すり鉢状のホールで、シアター・トラムよりも客席の囲み感が強い。
舞台上から客席を眺めていると、惜しまれつつ閉館してしまった、青山円形劇場を思い出す。
そして、シアター・トラムよりも、更に客席が舞台に近付いている感がある。

ついこの間、本読みが始まったと思ったら、あれよあれよと言う間に、もう本番。
ふと気が付いたら、残すところ今日を含めて3公演しかない。
それにしても本当に、灼熱の太陽の下、濃い夏を過ごしたものだ。

お陰様で、お客様にも愉しんで頂き、表現者冥利に尽きる御言葉も頂戴して、嬉しい限りである。
客席から聴こえる笑い声、暗がりに見える笑顔、音楽に合わせての手拍子、締めくくりに拍手。
そのどれもが暖かく、舞台袖に引っ込む度に、胸を熱くしている。

歌い手数多いる中で、私の様なものが、この様なフルプロダクションに呼んで頂ける事は、中々無い事である。
人の縁と言うものをしみじみと思い、それに感謝しながら、稽古場に、劇場に通う日々であった。
そして、このプロダクションが終わりを告げても、今回得た事は、今後の活動に大いなる糧となっている事だろう。

あと3公演、声帯に気合いを入れて、グレードを保ちます。

当日券もあるそうなので、どうぞお見逃しなく、各日共14:00開演です。