恒例の土曜日RUN/2018.10.06

恒例の土曜日RUN。
予想外の暑さで、少々戸惑いながらスタート、汗のかき方は夏のそれだけれども、風は秋を呼び込んでいる。
どうやら戸惑っているのは、人間だけではないらしく、蚊も「まだいて良いの?」とばかりに頼りなく飛んでいる。

さて、ここのところレッスン生が増えてくれたり、学校で始まった新規科目には、予想外にわんさか学生が来てくれたりして、嬉しい悲鳴である。
それに加えて、二週間後に迫った「ヴェニスの商人」の稽古は、いよいよ佳境を迎える。
こんな状況なので、いつも単独で行っているタスクを、同時に行う事が多くなった。

いつもは、業務終了後にはアールグレイを煎れて、何も考えずにゆったりと喫する事にしている。
それが今では、気が付くと楽譜か台本を眺めながら、になっている。
こんな時、アールグレイの味も、いつもとは違って感じるから不思議である。

こんな状況を、大変だと考えると、いつも心に抱いている願いが、実現しない方向へと踵を返してしまう。
私の場合、願いを実現させるためには、少しでも実現に近付ける行動を取るために、心の助走が必要なのだ。
あまりのやる事の多さに心が折れそうになると、「出来る事からやれば良い」と思う事で随分と心が軽くなる。

昨日など、まさにそんな状況だったけれども、そう思う事で自然と時間の隙間が見つかり始めた。
そうなると、俄然気が楽になり、隙間に何が出来るか、また一つ一つ片付いて行くのが愉しくなって来た。
そして、一日の業務が終わる頃に残っていたタスクは「夕食」のみ(笑)。

私は、「よーし、全部終わらせるぞ!」と意気込んだ時ほど、全部一度にやろうとして、結局何も終わらない事が多い。
考えてみたら、作品の役作りに似ているかもしれない、とふと気付いた。
気づいた事や学んだ事を全て、一度に役に投入しようとして、却って身動きが取れなくなり、結局何も達成せずに終わる事例は多い。

日々を生きるも、舞台上で役を演ずるも、同じ「人間」と言う生き物。

生き方や演じ方も、自己のキャパシティを飛び越える事は、避けた方が良いのかもしれない。