恒例の土曜日RUN/2018.12.01

恒例の土曜日RUN。
今日の様に暖かい日が続くと、今年の冬も突然寒くなるパターンか、と危惧してしまう。
どうも季節のエッジが、年々ハッキリし過ぎている様に感じているけれども如何だろうか。

走行途中ですれ違った、自転車に乗った男性の顔に見覚えがあったので、思わず足を止めて振り返った。
けれども、その男性は私に気付かずに走り去ってしまったので、私も諦めて再び走り出した。
暫く走ったところで突然、彼が小中学校で同級だった事を思い出した。

おおこれは追わねば、と思い、スピードを上げて彼が去った方へと走り、何とか追いついた。
彼が、ゆっくりしたスピードで自転車を走らせていたのにも助けられた。
声をかけると怪訝な表情、けれども名前を名乗ると、すぐさま思い出してくれた。

中学を卒業して以来の再会だったから、実に43年ぶり。
お互いに随分変わってしまったけれども、話しているうちに、あの頃の感覚が蘇って来るのを感じた。
「今何やってるんだい?」と聞かれたので、今の状況を話すと、彼は目をまん丸くしていた。

危うく「それで君は?」と聞こうとして、何か予感がして聞くのをやめた。
そんな私の表情を見て取ったのだろう、彼は苦笑いして「ちょっと仕事に疲れちゃってね、今休職中なんだ」と返してくれた。
「そうか、病気や事故じゃなくて幸いだったな」と言うのが精一杯だった。

「そうそう、同窓会の時に誰かが言ってたけど、事故に遭ったんだって?」
「ああ、もうすぐ19年になるかな、文字通り人生が変わったよ」と私。
「そうか、大変だったな…。俺もそれくらいの事があれば、人生が変わるのかな」

「バカな事を言うな(笑)、無事に過ごすに越した事はないさ」
彼は少し笑い、「今度ゆっくり遊びに来てくれ、今実家で暮らしているから」。
「分かった、必ず伺うよ」そう再会を約して別れた。

人生は、そう巧くばかりは行かないけれども、諦めなければ何とかなる事も多い。
たとえすぐには叶わなくても、諦めずに生き続ける事が大切なのだ。
彼にも、そう言いたかったけれども、彼の人生は彼のものなので、言わなかった。

帰宅して、何となく意気消沈している自分に気付いた。

いかんいかん、私は自分の人生に戻らなければ。