恒例の火曜日RUN/2019.04.23

恒例の火曜日RUN。
写真は先日作ったサンドウィッチ、実は59年の人生で、初めて作ったものだ。
材料の調達も、品目や分量等が中々見当がつかず、思わぬ苦労をしたけれども、何とか格好がついた。

つい先日、ふと思い立って、二十年ぶりに等々力渓谷を訪れてみた。
この渓谷は、地元にある国分寺崖線の最南端である事を、地元のタウン誌で知り、訪れてみたのが最初であった。
まさか、世田谷の街中に、こんな場所があるとは、想像も出来なかった。

その頃は、それ程整備されてはいなかったし、人もまばらで都会のオアシスと言うに相応しかった記憶がある。
また、渓谷の入り口付近に蕎麦屋があり、そこで頂くざる蕎麦が、殊の外美味しかった事も覚えていた。
湿地帯になっているのを、板を渡した通路(今でも一部は残っている)を伝って歩くのは、子供時代の夏休みが戻って来た様で、ワクワクしたものだった。

ところが、その蕎麦屋は既になく、遊歩道は完全に舗装され、良く見ると、川底までコンクリートで固められていた。
川の水量も、以前来た時よりも少なく、途中に淀みを生じており、ドブ川のような悪臭を放っていた。
それでもデートスポットになっているのか人が多く、ごみを放置する人もいて、目を覆わんばかりに変貌していた。

舗装すれば歩き易くなるし、川底をコンクリートで固めてしまえばヘドロの堆積も防げるので、と言う趣旨らしい。
ふと見ると、どんな鳥が来るか表示があったけれども、以前は水棲生物もいたはずなのに、その表示は既にない。
「鳥さえ来れば良いと言うものではないだろう」と、いかにも日本の観光地化政策の見本の様な有様に、心の中に忸怩たる思いが残った。

以前は、生活排水を垂れ流して、それなりの水量があったけれども、公共下水道の普及と共に渇水してしまい、今では仙川の水をポンプで汲み上げて流しているそうだ。
そんな事をするよりも、一度人の出入りを止めて、自然に返す努力をした方が良い様に思った。
このままだと、自然は更に姿を消し、都心の親水公園と化してしまう様な気がする。

終点近くに、等々力のお不動様がいらっしゃる。

我々人間の愚かさに、お不動様もさぞ呆れていらっしゃるのではないか、お参りをしながら少々不安になった。