恒例の火曜日RUN/2079.04.16

恒例の火曜日RUN。
スタート前に、ノートルダム大聖堂大規模火災のニュースが飛び込んで来て、かなり意気消沈しながらのスタート。
屋根の改修工事中だったそうだけれども、もしもこれが失火だとしたら、何のための工事だったのか…と思ってしまう。

けれども、こんな時に必要なのは人間力である。
震災の時もそうだったけれども、意気消沈せずに、しっかりと前を向いて生きて行こうと思う。
一人の力は僅かだけれども、その内フランスの人たちにも元気が伝わる事を祈って。

文化遺産は、人間が保守し、伝えていかなければ消失してしまう。
私もシェイクスピアの作品で役を演じる時は、常にその事を念頭に置いている。
大胆な読み替えや、斬新な解釈は他の方に任せて、私は後世にしっかりと伝えていくつもりである。

この季節は、道端の小さな花にも、驚くほど鮮やかな彩りがあり、驚かされる事しばしばである。
私は、それを見る度に、本来の美しさに気付かずにいるであろう若い人たちに、この価値を教えなければ、と思う。
これこそが、地道にトレーニングを積み重ねて行く、基本的な物の見方であろう。

一見華やかではない、寧ろ汚らしくさえ思える事もあるだろう。
けれどもその先には、必ず美しく花を咲かせる時期が来るし、その大小は関係ないのだ。
陶器だって、きちんと練り上げて、細心の注意を払って造形しなければ、ただの土塊なのだから。

諸君は今、泥まみれになって、練り上げられている状態なのだ、と伝えたい。

それをしっかりとやれば、演出家と言う匠の元で、美しく造形してもらえる筈だ。