恒例の火曜日RUN。
一週間RUNを休んで、リサイタル本番のための体力蓄積を行なっていた。
リハーサルをしてみて分かったのだけれども、並みの体力では賄えないプログラムを組んでしまっていた。
お陰様を以ちまして、私の還暦記念リサイタルは、無事終演。
有難い事に、来年の同時期に11回目のリサイタルを開催させて頂く事も決まった。
私にとっては、とても嬉しい六十代の音楽生活スタートとなった。
振り返ってみれば、企画を立ててから一年余り、当初は世の中がこんな事になるとは夢にも思っていなかった。
白状すると「還暦のお祝いだから」とお祭り気分で、お笑いネタ満載の気楽なコンサートにするつもりだった。
作曲家の森雄太さんに「はたらきたくない」の編曲を依頼したのも、そんな頃である。
ところが、曲目を決める段階に来て、世の中がそんな場合ではなくなって来た。
そうなると不思議なもので、やろうと温めていたお笑いネタも精彩を失い、寧ろ「何とかして歌い続けなければ」と言う思いが強くなって行った。
開催が危ぶまれる中「一人でも多くの音楽家が舞台上に踏み留まらなければ、やがては誰も生の音楽を聴かなくなってしまう」との思いから、開催に踏み切った。
勿論「あなたが踏ん張ったところでどうなるものでもない」と言うお声も頂いたけれども、同じ志の人は有名・無名を問わず、沢山いてくれるだろう、と思った。
私は、当初考えていたプログラム案を「はたらきたくない」以外は全部白紙にして、「バス歌手・シェイクスピア俳優である私が、今、耳に残すべき歌・台詞」をコンセプトに選曲をやり直した。
同時に、レッスン生を持つ身として「彼らに恥をかかせてはならない」との思いも、一層強くなった。
そうして、アリア〜シェイクスピア〜歌曲の三部構成とする考えが浮かんだ。
アリアは、今私が歌えるありったけのもの、シェイクスピアはオセローとイァーゴ、と来て、さて歌曲は?となった時、SNS歌曲が到来したのだった。
『非人間賛歌』をはじめとした、一連のSNS歌曲群は、自粛で外へ出られないアーティスト達により、リモート演奏で広まって行った。
「これを電脳の世界だけに留めておくのはあまりにも惜しいじゃないか!よし、私がやる!」
と決め、森さんをはじめ、みゅーらさん、片桐温志さん、Oga-Pさん、西下航平さんら、作詞家・作曲家さん達に連絡を取り許可を取り付けた。
ピアノを頼んでいた伊藤那実さんも快く引き受けてくださった。
こんな事を言うと叱られてしまうかもしれないけれども、コロナによる自粛は、反面私には好条件をもたらしてくれた。
ホールはキャンセルが相次いでいたため、リハーサルを全てホールで行う事が出来たのである。
これは、演奏者にとっては大いに助かる出来事であった。
いつも衣装を頼んでいる吉田スーツさん、ジャケットだけを頼むつもりであったのに、パンツをプレゼントして頂いた。
お陰で、赤いチャンチャンコの代わりとなって余りある衣装で歌う事が出来た。
長年の友人でもある、社長・吉田務さんに心から感謝申し上げたい。
当日、会場に行ってみると、何とカメラが3台もある!
動画撮影の久保幹夫さんが「今日は三カメで行きます」と笑顔で仰った。
配信を意識してのご配慮、頭が下がる思いだった。
写真撮影の平舘平さんも、忙しいところを駆けつけてくれ、黙々と準備をしてくれている。
こんな私のために、時間を作ってくれているかと思うと、余計に「良い演奏会にしなくては」と言う思いが募る。
こうして色々な人達に支えられている事を、ついつい忘れがちになるのが人間の常、思いを新たにしなければ。
レッスン生の後藤祥子、草野菜奈、本野斗志輝の3名も、本当によく助けてくれて有難い。
またパートナーである三輪えり花も、頼もしい存在であり、非常に心強かった。
いわゆる「シェイクスピア遊び語り」ファミリーでもある彼らの存在は、私にとってかけがえのないものである。
本番の舞台は、あまり良い言い方ではないけれども、とても気持ち良く歌えた。
那実さんのピアノは、実に柔軟に私に寄り添い、時にはリードしてくれた。
彼女とは今後も演奏して行きたい、と思っている。
また彼女とは、共通の知己が何人かいて、その中の一人が惜しくも先年亡くなった鹿又透君である。
鹿ちゃん(私は彼をこう呼んでいた)とは、彼が亡くなる少し前に偶然、駅で久しぶりに会った。
今にして思えば、これも天の引き合わせなのでは、と思う。
そして、お花を送ってくださった、山梨県立県民文化ホールの村井豊支配人をはじめ、石井知泰さん、吉田スーツさん、有限会社グッドフィールドさん、科学技術学園高等学校さん、阿部加代子先生、ソプラノjoyさん、そして我が従兄弟である市村豊・柳真由美ご夫妻にも感謝申し上げたい。
最後に、客席にいてくださった皆様、暖かい拍手、笑い声、歓声…、一生忘れません、有難う。
配信をお申し込みの方々、只今、久保さんが鋭意編集中ですので、暫しお待ちを。
配信はまだまだ申し込みが出来ます。
後日有料配信予約フォーム
bit.ly/3h0UGZs
一週間RUNを休んで、リサイタル本番のための体力蓄積を行なっていた。
リハーサルをしてみて分かったのだけれども、並みの体力では賄えないプログラムを組んでしまっていた。
お陰様を以ちまして、私の還暦記念リサイタルは、無事終演。
有難い事に、来年の同時期に11回目のリサイタルを開催させて頂く事も決まった。
私にとっては、とても嬉しい六十代の音楽生活スタートとなった。
振り返ってみれば、企画を立ててから一年余り、当初は世の中がこんな事になるとは夢にも思っていなかった。
白状すると「還暦のお祝いだから」とお祭り気分で、お笑いネタ満載の気楽なコンサートにするつもりだった。
作曲家の森雄太さんに「はたらきたくない」の編曲を依頼したのも、そんな頃である。
ところが、曲目を決める段階に来て、世の中がそんな場合ではなくなって来た。
そうなると不思議なもので、やろうと温めていたお笑いネタも精彩を失い、寧ろ「何とかして歌い続けなければ」と言う思いが強くなって行った。
開催が危ぶまれる中「一人でも多くの音楽家が舞台上に踏み留まらなければ、やがては誰も生の音楽を聴かなくなってしまう」との思いから、開催に踏み切った。
勿論「あなたが踏ん張ったところでどうなるものでもない」と言うお声も頂いたけれども、同じ志の人は有名・無名を問わず、沢山いてくれるだろう、と思った。
私は、当初考えていたプログラム案を「はたらきたくない」以外は全部白紙にして、「バス歌手・シェイクスピア俳優である私が、今、耳に残すべき歌・台詞」をコンセプトに選曲をやり直した。
同時に、レッスン生を持つ身として「彼らに恥をかかせてはならない」との思いも、一層強くなった。
そうして、アリア〜シェイクスピア〜歌曲の三部構成とする考えが浮かんだ。
アリアは、今私が歌えるありったけのもの、シェイクスピアはオセローとイァーゴ、と来て、さて歌曲は?となった時、SNS歌曲が到来したのだった。
『非人間賛歌』をはじめとした、一連のSNS歌曲群は、自粛で外へ出られないアーティスト達により、リモート演奏で広まって行った。
「これを電脳の世界だけに留めておくのはあまりにも惜しいじゃないか!よし、私がやる!」
と決め、森さんをはじめ、みゅーらさん、片桐温志さん、Oga-Pさん、西下航平さんら、作詞家・作曲家さん達に連絡を取り許可を取り付けた。
ピアノを頼んでいた伊藤那実さんも快く引き受けてくださった。
こんな事を言うと叱られてしまうかもしれないけれども、コロナによる自粛は、反面私には好条件をもたらしてくれた。
ホールはキャンセルが相次いでいたため、リハーサルを全てホールで行う事が出来たのである。
これは、演奏者にとっては大いに助かる出来事であった。
いつも衣装を頼んでいる吉田スーツさん、ジャケットだけを頼むつもりであったのに、パンツをプレゼントして頂いた。
お陰で、赤いチャンチャンコの代わりとなって余りある衣装で歌う事が出来た。
長年の友人でもある、社長・吉田務さんに心から感謝申し上げたい。
当日、会場に行ってみると、何とカメラが3台もある!
動画撮影の久保幹夫さんが「今日は三カメで行きます」と笑顔で仰った。
配信を意識してのご配慮、頭が下がる思いだった。
写真撮影の平舘平さんも、忙しいところを駆けつけてくれ、黙々と準備をしてくれている。
こんな私のために、時間を作ってくれているかと思うと、余計に「良い演奏会にしなくては」と言う思いが募る。
こうして色々な人達に支えられている事を、ついつい忘れがちになるのが人間の常、思いを新たにしなければ。
レッスン生の後藤祥子、草野菜奈、本野斗志輝の3名も、本当によく助けてくれて有難い。
またパートナーである三輪えり花も、頼もしい存在であり、非常に心強かった。
いわゆる「シェイクスピア遊び語り」ファミリーでもある彼らの存在は、私にとってかけがえのないものである。
本番の舞台は、あまり良い言い方ではないけれども、とても気持ち良く歌えた。
那実さんのピアノは、実に柔軟に私に寄り添い、時にはリードしてくれた。
彼女とは今後も演奏して行きたい、と思っている。
また彼女とは、共通の知己が何人かいて、その中の一人が惜しくも先年亡くなった鹿又透君である。
鹿ちゃん(私は彼をこう呼んでいた)とは、彼が亡くなる少し前に偶然、駅で久しぶりに会った。
今にして思えば、これも天の引き合わせなのでは、と思う。
そして、お花を送ってくださった、山梨県立県民文化ホールの村井豊支配人をはじめ、石井知泰さん、吉田スーツさん、有限会社グッドフィールドさん、科学技術学園高等学校さん、阿部加代子先生、ソプラノjoyさん、そして我が従兄弟である市村豊・柳真由美ご夫妻にも感謝申し上げたい。
最後に、客席にいてくださった皆様、暖かい拍手、笑い声、歓声…、一生忘れません、有難う。
配信をお申し込みの方々、只今、久保さんが鋭意編集中ですので、暫しお待ちを。
配信はまだまだ申し込みが出来ます。
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